省エネ住宅の意味

今年になってから、エネルギーの問題とこれからの住宅建築について、いろいろと勉強し、少し考えを改めています。今迄は、「住宅にお金をかければ何でも良い物・・・色々な性能であったり、家事楽機器であったり、リッチさであったり・・・ができるのは当然。採用するか否かは費用対効果で判断する」というスタンスをもっていました。しかし、ことエネルギーに関しては、今後の日本、いや世界のエネルギー問題と住宅の省エネが切っても切れないことを痛感しています。地球の温暖化を止めるためにも石油が今のように気軽に使えるのはせいぜいあと25年(パリ協定から)。自動車もガソリンから電気へ、発電も火力から自然エネルギーへと移る。自然エネルギーでは今のような大量のエネルギーを生み出すのは困難なことから、エネルギー消費の総量をおさえなければならず、身の回りの物すべては省エネであることが必須となる。勿論住宅も。省エネ機器はあとで変えることができますが、建物の基本性能である断熱性能はあとで買えるのは大変です。耐震性、耐久性と同じように(もしくはそれ以上に)、断熱性の重要性が増していくのでしょう。当社建物の仕様(標準仕様)も時代の流れにあわせ、少しずつ改定を続けていますが、各シリーズに、省エネ性が一段高いラインナップの用意も準備しています。かつて「ウサギ小屋」と呼ばれた日本の住宅は、必要な広さを確保し今やコンパクトな方向に向かっている反面、まだまだ断熱性の低い家が多い日本。省エネ先進国の欧米を見習い、早く追いつきたいものです。

                  千葉/注文住宅/工務店/玉川ハウジング

 

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