防音の話(YAMAHAのセミナー参加)

防音のセミナーがあるというので、都内は高輪のYAMAHAまで出かけてまいりました。高輪から白金にかけて、実は学生時代のほろ苦い思い出があり、懐かしくもありました。セミナーは昼飯後の開始だったのですが、10分もたたないうちに眠くなりまして、またまた学生時代を思い出しました。午後の講義は苦手でよく寝てましたからね・・・。まぁ最初は音の基本的な知識の話しで知っている事も多く少々退屈だったんですよ、と言い訳しておきます(笑)。後半から、本格的な防音の話や、具体的な商材の話、最後にショールームで実際に音を聞いて防音性能比較などしていただき有意義な時間でした。YAMAHAの防音室と言えば1~3畳位のアビテックスが知られていますが、普通の部屋をオーダーで工事するものもありました。部屋の中に更に部屋を造るBox in Box式ですが、内側のBoxをYAMAHAが施工するという分離形式でやっているそうです。4~5人で3~4日という工期の短さは凄いですね。壁などの防音部材も工業化されているようでした。遮音性能としては、我々が普段行っているレベルと大差ない感じでした。ウリは音場調整でしょうか。特許の吸音パネル(1枚5~6万円)は、中高音を万遍なく吸音し、楽器やオーディオなどの音を心地よく吸音していました。枚数や配置で好みの音場空間ができるとのことでした。防音室は性能が上がるほど音が外へ出ないので反射音が強く、音場空間としても悪くなるので、適度な吸音が不可欠なのです。当社でもファブリックや、穴あきボードなど、異なるものを組み合わせて吸音をし、少しづつ好みの音場にしていただいていますが、あの吸音パネルが単体で購入できれば面白いんですがね(上記写真の壁に4枚張られているものがその吸音パネル)。

もう一つ、驚いたのが、音を出して音を消す技術。病院やオフィスなどで、話声が聞こえない(内容が聞き取れない)ようにするため、室内に少し「音」・・・都会の雑踏や自然界の音をミックスした心地よい雑音・・・を流し、話が気にならない、聞こえにくくする、という再生装置は興味深かったです。

下はYAMAHA施工の内側の部屋の断面です。なるべく壁を厚くしないで作ろうという思いが良く判りますね。本日のセミナーで得たものは、これからの防音室造りにも活かしていきたいと思います。

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