茂原にあるドラムスタジオ「ラ・フィエスタ」の防音測定をしました。こちらのスタジオは、当社でてがけた初めての防音室です。内部の防音壁等は施主様のDIYで愛情込めて作り上げたものです。とても高性能で、ドラムの音が壁際でかすかに聞こえるというレベルです。簡易的な測定は当社でも行っているのですが、今回は防音が非常に難しい重低音の測定を、その筋の大家でもあるO先生に行っていただきました。
JBLのパワードスピーカー。暴風の様な音に聞こえる重低音ノイズを大音量で鳴らします。

測定の結果、遮音されたレベル (室内音源の音量➡室外での音量)
500Hz 55dB↑(90dB➡40.6dB) 250Hz 55dB↑(100dB➡45dB) 125Hz 40dB (108dB➡68dB) 63Hz 32dB (110dB➡78dB) 31.5Hz 20dB(100dB➡80dB)
周囲の環境音が40~44dBということで、250Hzあたりまでは測定できるぎりぎりの大きさということになります。そこから下へいくと、あきらかに音が漏れています。80dBですと通常の音域ですとかなりうるさいのですが、残念ながら人の耳はこの低音域の音をあまり感じることができず(ラウドネス曲線)、私の耳では「何かが遠くでかすかに振動している」程度にしか感じませんでした。場合によると、この振動で何かが揺れ、揺れたものの音がカタカタと音がする、ということがあり得るとのことでした。日頃測定できない重低音の防音測定は基調でした。施主のF様、測定頂いたO様、ご協力ありがとうございました! 今後の防音工事の参考にしてまいりたいと思います。
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