ZEH・ゼロエネで暮らそう
ZEH(ゼッチ)とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略。断熱性を高めた造りで冷暖房費を減らし、省エネ機器の採用で光熱費を減らし、そして自宅で必要な分のエネルギーを太陽光発電で創ります。
これからの地球環境への負担を減らし、将来の光熱費負担を減らし、そして快適で安全な室温環境の暮らしをするために、ZEHはこれからの住宅のスタンダードになります。政府目標:「2020年までにZEHを標準的な新築住宅に」。
(1)ZEHの住み心地
■光熱費が安い
ガス・水道・電気代の比較
1990年代の平均的な建物とZEHの住まいを比較した場合、年間の水道光熱費は20~30万円安くなります。ZEHにするための追加コスト回収も思いのほか早く、その後は安くなった水道光熱費が生活を楽にしていきます。快適なZEHは家計面でも大きな支えとなっていきます。(水道光熱費の削減効果はプランなどによって異なります。ZEHご採用の方はプラン確定時に光熱費計算致します)。
■温度差が少なく快適で安全
冬でも従来の家の様な床や窓ガラスの冷たさが無く、エアコン温度設定を高めにする必要がありません。又、無暖房の廊下や水まわりの温度も従来の家よりずっと高くなり、ヒートショックの大幅な軽減ができます。又、日中の日差しをうまく取り込むと、室内を暖かく保てます。冷暖房の効きが早く、空調を切った後も室温の変化が少なくてすみます。
■災害に強い住まい
大容量の太陽光発電を備えているので、災害などの停電時でも太陽光で自家発電。生活に必要な電気が確保できます。別途蓄電池を設置頂ければ、夜間の使用も可能となります。
■パッシブデザイン
冬の陽ざしは取り込み、夏の陽ざしは遮る様な工夫を(夏の南・西面の日射対策は重要)。そして風の流れをうまく活用するなどパッシブデザインのプラン造りをご提案してまいります。
(2)なぜ今ZEHなのか
地球温暖化を防ぐ為、世界中の国々が立ち上がりました。・・・温暖化による猛暑、豪雨などの異常気象は様々な災害をもたらしています。これ以上温暖化を進めないために温室効果ガス(CO2など)の削減を・・・。2015年のパリ協定で採択された内容は、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べ2℃より低く、できれば1.5℃に抑えようということで、批准国は55ヵ国(かつては積極的だった中国・インドも含む)にのぼります。その為にできるだけ早く世界の温室効果ガス排気量をピークアウトし、21世紀後半には排気量と吸収量(森林などによる)のバランスをとることを目指しています。
日本の目標値は2030年までに▲26%(2013年比)、家庭部門では▲39%。この数値を達成する為には、かなり厳しい省エネ対策が必要で、今のままでは達成困難です。政府も危機感を募らせ様々な省エネ政策を打ちだしています。参考までに2030年の電源目標は、石炭26% LNG27% 原子力20~22% 再エネ22~24% 石油3%。国際的に批判の多い石炭火力の多さが気になりますし、現状を考えると原子力の実現も正直困難に感じます。電源の確保もままならない現在、省エネの推進がいかに不可欠かということがお分かり頂けると思います。
(3)ZEHはいくらするのか
いくら良いものでも、高価すぎて手が届かないのでは無意味です。数年前ですとZEHを実現する為に300万円以上余計にかかるなど最初に資金的な余裕がないと無理でした。
当社では2020年度版からすべてのラインナップが標準でZEH対応の断熱・省エネ仕様としています。下記モデルプランの場合、本体価格1900万円(税込・2024年1月現在・太陽光発電は別途)で建築可能です。(スペイシャスホームBasicの場合。プランオプション含む)
このモデルプランには太陽光発電6.3Kwの搭載が可能、6.3kwの太陽光発電価格は180万円(税込)目安となります。
今、当社ではZEHに必要な太陽光発電システムを初期負担0~495,000円でできるスキームをご用意しています(2024年1月現在)。代金の支払いを当初15年間の余剰電力(売電料)で充てるもので、これなら自己負担を減らして、ZEHに必要な太陽光発電を載せられます。15年経過すると売電料に関わらず支払いは終了となり、以後は余剰電力の活用も自由となります。このスキームは当社ランナップいずれにも採用可能です。
※リクシル・テプコ・スマート・パートナーズ社の「建て得バリュー」のご利用となります。ご利用にあたっては申し込み時年齢69歳以下など条件がございます。詳しくは、お問合せ下さい。
因みにZEH標準仕様の断熱性能を表すUA値は、ZEH基準(0.6↓)より低い0.5(モデルプランの場合)。さらなる高性能をご希望の方には別途仕様もご用意しております。手の届く価格で新築住宅の1件でも多くがZEHになり社会全体のエネルギー消費を抑えていくことに、微力ながら貢献できればと何よりと考えております。