2016年11月05日
太陽光発電の普及
電力の需要は、一般的に夕方から夜がピーク。
エアコンをフル稼働させる日本の夏(除く北海道)
では午後がピーク。太陽光発電が普及するにつ
れ夏場のピークが下げられるので効果的かと思
います。
アメリカ・カリフォルニア州は太陽光発電の設置
がとても進んでいる地域で、一日の平均電力需
要イメージが下図(黒線2013年、赤線2015年)。
太陽光発電の普及で昼間の電力需要が大きく
下がる一方、ピーク時の電力需要が変わらない
状況です。更に普及が進んでも、全体の電力需
要は減るものの、ピークが下がらないので、新
たな対策が必要になってくると思われます。
日本でも、普及が進み夏の午後のピーク問題が
無くなった後は、似たような状況になると思われ
ます。時間に左右されない他の自然エネルギー
(風力など)、蓄電なども大切な要素になります。
又、割安な電力が深夜から日中になるなる可能
性もありますね。そして夕方に一気に需要が高
まる調理や給湯の熱源は、ガスも捨てがたいで
す。理想は夜にエネルギーをあまり使わない社
会になることでしょうか。どこもかしこも明るい必
要はなく、暗い部屋の真ん中にあるテーブルの
上に、キャンドルライトが一つ、その周りに集まっ
て会話を楽しむなんてのが、究極の文明社会か
もしれませんね・・・。
投稿者 tamagawa : 2016年11月05日 22:18