2016年08月27日
家賃保証
朝日新聞の記事から。アパート建築をしたオーナー
の、家賃30年保証などが途中で崩れていくトラブル
が多発しているそうな。
アパート建築を手がける大手建築会社にとっては、
家賃保証が大きな切り札となっていました。当社でも
アパート建築は10件ほど実績がありますが、こちら
で家賃保証できる体制はありませんので、その点で
競い合っても勝つ見込みはありません。
何百・何千のアパート管理をしている大手は、全体の
収支で見るので、個々の家賃保証が可能でしょうが、
家賃保証する側が損する計画を建てることは無いで
しょうし、一時的に損したら、それを取り戻す手立ては
用意されているはず。そもそも本当に30年家賃が間
違いなく入ってくるなら、自分で建てて貸すでしょう。
一般的な建築費なら15年程の家賃収入で建築費を
回収し、その後は、儲けになると思いますからね。
だんだん家賃を下げられたり、追加設備の設置を求
められたり、途中で契約解除されたり・・・そしてこれら
は全て契約書に盛り込まれており、詳細まで読みこん
でいないオーナーが泣き寝入りになっている様子。ア
パートオーナーは事業経営者だから、自己責任です、
ということなんでしょう。そしてこれらに引っかかりやす
いのが世間知らずでプライドが高い人とか。現役なら
医者、公務員、教員、そして財産のある高齢者・・・。
国土交通省は、対策に乗り出すようですが、まだまだ
抜け道はあり、しばらくは、いたちごっこが続くのかも
しれません。
投稿者 tamagawa : 2016年08月27日 18:18