2016年06月22日
今月の読書
塩野七生さんの「日本人へ」(リーダー扁)
を読み始め、終盤にきました。
塩野女史、いやぁ頭のきれる方です。内容
もさることながら、歯切れの良い文章が気
持ち良い。こんなおばさん(失礼!)が親戚
にいたら、間違いなく緊張しますな(笑)。
本日読んだ中で感銘を受けた部分があった
ので、ちょっとご紹介。(ケン・フォーレットと
いうイギリスの作家の言葉だそうです)
「働くことの目的は、賃金を得るということと
自分に課せられたことをこなすことで自分の
誇りを持ち続けること。つまり無職の人にお
金をあげただけでは目的は達せられない。
仕事を与え、人としての誇りを持たせること
が必要・・・・。」
そんな内容でした。古代ローマの時代から
この考え方はあるようで、人間の本質は昔
も今も変わらない。お金は大事ですが、人
らしく生きるためには誇りやアイデンティティ
が大切だ、ということを再確認した次第です。
投稿者 tamagawa : 2016年06月22日 22:23