2013年02月07日
消費税
来春から税率8%になるとのことで、年明け辺りから建築
の具体的な検討を始めた方が増えてきているようですね。
お客様が増えるということは、大変ありがたいことです。
しかし理由が「駆け込み」の場合は、良いことばかりでも
ありません。エコポイントや地デジ化で、テレビが大売れ
した後の家電業界を見てください。駆け込めば駆け込む
ほど、後の反落も大きいのです。
私は、消費税導入(3%)、改正(5%)に続き、3度目の
経験ですので特に焦りません。是非、皆さんも焦らない
で下さい。
「いずれマイホームを」と思っていた人が、これを契機に
検討し始めるのは勿論OK。しかし「来年になると損をす
るから急いで検討しなくっちゃ」というのは考えもの。
宣伝文句で「2000万円なら60万円の差。家具家電
購入なども考えると、この差は大きい!」とか言ってい
ますが、さてどんなものでしょう?
駆け込みが無ければ上記の通りになるでしょう。しかし
「ちょっと計画を早める人」は相当数います。中には駆
け込む人もいます。そうすると多少なりとも建築ラッシュ
となり、資材や人件費が上昇、逆に来春以降、建築が
冷え込めば、いずれも下落します。
その差がどのくらいになるかは、難しいですが、少なく
とも前回(3%→5%)のときは、殆ど差がなかったのが
実感です。今回(5%→8%)も額面ほどの差にはなら
ないと思います。
いずれにせよ5%税率で建てたい方は、遅くとも5月位
までには具体的な検討に入ったほうが良いと思います。
皆様、是非余裕をもって臨んでくださいまし。
間違っても9月を過ぎてから、「来年の3月までに完成
させて欲しい」などと言わないで下さい。資材や職人さ
んが不足気味の時期に大切なマイホームを突貫工事
で建てさせることの意味、もうお判りのことと思います。
投稿者 tamagawa : 2013年02月07日 22:46