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2012年10月24日

地震保険

地震保険の金額が最高で3割アップするとのこと。

地震保険の支払い準備金残高は、東日本大震災での支
払いで大幅に減ったので、次に備えるためには致し方な
いところ。

そもそもこの地震保険、保険会社毎の金額も同じで、国と
一体になって支払い準備をするので公的な要素が強いも
の(真偽の程は判りませんが保険会社の利益がない?)。

家屋と家財に加入可能ですが、家屋は評価の半分(火災
保険の半分)が上限となります。地震で全壊してもおりる
保険金は半分です。

首都直下地震や東南海地震の被害想定は、とてつもなく
大きいです。個人住宅の倒壊焼失(全壊)で80万戸との
予想もあります。加入率30%(現状はそのくらいらしい)
で1件当たり1000万円の保険金支払いが生じると・・・
80万戸×0.3×1000万円=2兆4000万円。
半壊や家財の支払いも含めたらどのくらい膨らむか判り
ません。法律では最大6兆2000億円まで支払うという
ことになっているようですが、支払い準備金の残高が不
足すれば、国も保険会社も借金で賄うことになります。

よって少しでも準備金の残高を増やす為、保険料アップ
もしょうがないわけです。

地震時の被害想定では、都内の環7周辺が火災焼失の
集中地区、東部の下町が倒壊多発地区です。このような
地域では、地震保険に入らない手はありません。ガケ崩
れや津波の恐れがなければ、新築家屋なら全壊の可能
性は少ないと思いますが、地震原因の火災は地震保険
でしかカバーできません。住宅密集地なら、火災の方が
怖いのではないでしょうか。

野原の中の一件家で、頑丈な家なら、地震保険に入ら
なくても良いかもしれません・・・。ただし火の元は自己
責任ですが。

千葉県内だと1000万円の地震保険で3万円弱。20年
分だと60万円。これを高いと見るか、安いと見るか・・・。

投稿者 tamagawa : 2012年10月24日 16:58