2012年07月13日
エコ設備
エコエコと言われます。
なんでも「エコ」を付ければ正当性があるように思われます。
ひねくれものの私は、「ん?」と思います。
家庭での光熱費が下がる=エコ。本当にそう?
目先の電気代を下げるために、大がかりな設備を購入する
ということは、エネルギーが減る部分と、増える部分があり
ますからね。
ましてや電気料金は累進単価で使えば使うほど割高です
から、電気料金が半額になったからと言って、消費量は半
分にはなっていません。
ガス発電も注目されています(私も注目してます)が、東京
ガスの資料によると、エコウィル(ガスエンジンによる発電)
を使用した場合と、高効率のガス給湯器を使った場合とで、
年間の光熱費(水道を除く)が14,000万円程の減、20
年で28万円ほど。最先端の燃料電池で年間40,000円
減、20年で80万円ほど。
さてさて、これらの機器の価格、ご存知でしょうか?少なく
とも20年分の差額では、とても買えません。(機器自体も
20年はもたなそうですしね)
これらの機器を否定するつもりはありません。発電所のこ
とを考えれば、必ずや日本にとってはプラスになることで
しょう。ただ、それらの製造時のエネルギー、廃棄時に必
要なエネルギーも考えたうえで、これだけ「エコ」である、
と納得したいですね。
今のところ、太陽光発電以外は金額面で特になることは
なさそうですが、「エコに貢献するなら」ということで意識
の高い人を中心に普及していき、もっと価格が下がれば、
普及に加速がつきます。
我ら平民は、手の届く価格になるまでもう少し待つことに
しますかね(苦笑)。
投稿者 tamagawa : 2012年07月13日 18:08