2012年05月21日
太陽光発電設置の注意
太陽光発電を、単独工事(新築と同時ではなく後で工事)で行う場合、
価格とメーカーから検討しますよね。最近は設置後の屋根から雨漏り
するケースも多いらしく、会社の施工方法等も確認するよう注意を喚起
していますね。
一般的な注意事項として、あるサイトで以下5点がアドバイスされてい
ました。残念ながら、一番大事なものがぬけてますなぁ。
(1)補助金がどのくらいでるか。
(2)見積りは、複数の業者からとる。
(3)太陽光パネルのメーカー選び
(4)施工方法に注意(屋根に穴を開けるので)
(5)設置場所 日当たりをよく確認して。
一番大切なのは、太陽光発電を載せても、建物が大丈夫か?でしょ。
屋根が重くなるわけですから、屋根組みの強度と耐力壁(耐震性)の
検討が本当は最も大切です。しかし、家電量販店も訪問販売業者も、
建築のことは眼中にありませんから、他の電気設備と同様、モノを売
ることだけに専念しています。
建築基準法ギリギリの強度の家に、太陽光発電を載せるのは、本来
100%アウトです。かなり余裕があっても、厳密に計算するとNGにな
ることが多いくらいです。耐力壁の余力や偏心率(重心と剛心のずれ)
をチェックするのが望ましいところですね。
首都圏直下地震も想定内の出来事になった今、大切なのは建物の強
度を弱めないこと。それが確保された上での太陽光発電だと思います。
投稿者 tamagawa : 2012年05月21日 21:17