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2012年04月20日
空家対策
全国には約800万戸の空家があると言われています。
人口減社会が進むにつれ、ますます増えて行くわけですが、
空家もその状態によって、下記の3つに分類できそうです。
①まだ十分に住める家
②手を入れれば住める家
③解体するべき家
①は中古住宅として流通していますね。田舎などの住み手
がいない家は、セカンドハウスとしての需要も生まれてき
そうです。
②は好立地なら市場性は高いですが、そうでないものは今
後の社会情勢によります。人口減を移民等で補っていくよ
うな社会になるなら、これらの住宅も存在意義があります。
③は、早々に解体撤去するべきなのですが、持主が費用を
かけて行うことに消極的な場合が結構あります。更地の値
段と解体費を比べてしまうの、判りますね。しかし、倒壊や
火災の危険性、防犯や美観面などから、その町の厄介物
になっているケースがとても多いのです。
これらに苦慮した市町村が、条例を設ける例が増えてきま
した。管理不十分な家の持主に対し適切な処置を行うよう
勧告・命令し、従わない場合、持主を公表したり、建物撤去
の行政代執行(費用は持主へ請求)をしたりします。
解体すべき家は、持主にとっても社会にとっても負の財産。
上記のような条例が全国に広がり、管理が行き届いた家だけ
になると、大分住みよくなるのではと思います。
投稿者 tamagawa : 2012年04月20日 14:40