2012年03月23日
イメージ
プラニング段階で、完成時をイメージするのは簡単ではないですね。
似たような施工事例があれば、写真で見たり、現場を見学したりで
参考にはなります。ただ、注文住宅で少々変わったことをすると、同
じような施工例がないことも多いものです。
特に外構工事は、敷地の形状や高さが土地ごとに違い、アプローチ
や駐車場周りの計画も家ごとに異なります。
気に入った他の家の施工例などを参考にしつつ、希望を自分の家で
生かす為にどうしたらよいか、ともかくイメージします。
それでも家を建てる前に細部までのイメージするのは困難ですから、
大方イメージができたら、あとは、建物ができてから詳細決定してい
くのが良いと思います。家の完成外観をみて初めて、外構のイメージ
が湧きやすくなります(長年建築に携わっている私でさえ、この方法
がベストです。まぁ私の想像力がないせいもありますが・苦笑)。
ここで一つ。事前の計画時にはスペース的なゆとりを、できる限り持
っておくこと。階段や駐車場の間口などは、実際家が建ちあがってい
くと、意外とせまく感じることもあります。階段をゆっくり昇降する為に、
もう少しスペースが欲しくなったなどと言うこともあります。
もし敷地に余裕がなくて、計画にもゆとりがとれない場合は、念入り
に階段の高さ/踏面の広さ、車庫の出入り口巾などを検討しておき、
近い施工例を見てみたり、広い場所にコーン等を置いて模擬外構を
つくり、疑似体験してみると安心ですね。
図面の上だけで判断するのは、なかなか難しいものですから。
投稿者 tamagawa : 2012年03月23日 17:40