2012年03月12日
震災から一年
連日、TVや新聞など各メディアで、あいつぐ震災の報道。
被災された人の映像や声に触れるたび、心痛み、普通に
暮らしてきた人々に対する、あまりにむごすぎる仕打ちに
怒り、時には真面目に生きることにさえ疑問を持ってしま
うほどの念にかられます。
でも、一人でも多くの人々が、それなりに普通の暮らしが
でき、ある程度穏やかな日々が送れるようになるのは、生
き続けることでしか達成されません。復興に向けて被災者
の方々が懸命に生きているのだから、我々は側方支援す
べく、頑張らなくてはなりません。
こういう国の危機に際し、わが身のことしか考えられない
人がいるのは悲しいこと。がれきの処理は、全国でひき
うけましょう。微量の放射性物質が入っていても、そのリ
スクを皆で負担しましょう。誰もわが身を危険にさらしたい
人はいません。子供たちに対してはなおさらです。しかし
生きること自体にも常にリスクがあるのです。
米粒ほどのリスクもとりたがらない人は自己本位、利己
主義と言わざるをえません。放射能を嫌い、沖縄に移住
した人がいますが、沖縄には米軍の基地負担がありま
す。ごみ焼却場や火葬場、刑務所の近くに住んでいる人
もいます。大通り沿いの、トラックが突っ込んできそうな
場所に住む人、歩道もない道を登下校する子供たちもい
ます。事故にあう危険、犯罪に巻き込まれる危険、心身
ともに病んでいく危険・・・。
首都圏は直下型の地震リスクが極めて高く、生きている
うちにまず間違いなく我々も被災します。そのときに「国
は我々をもっと助けるべきだ、被災していない人も協力
すべきだ」と先頭だっていう人に限って、今ひとつもリスク
をとりたがらない人だったりします。自分だけが生き延び
ればいよい利己主義者ですからね。
よーく見ていて下さい。私の予言は残念ながら当たって
しまうでしょう。
私はそういう人間にはなりたくないのです。
投稿者 tamagawa : 2012年03月12日 17:41