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2011年12月03日
雨上がりの餅投げ
朝から冷たい小雨が降り注ぐ中、F様邸の上棟が行われていました。
雨がひどくなったら中断も覚悟でしたが、昼前から雨足も弱まり午後
3時には無事3階まで建ち上がりました。雨で遅れ気味だったことも
あり、棟梁・とび頭、その他職人の皆さん、監督Y共々昼食をぬいて
の作業でした。寒い中、本当にお疲れさまです。現場魂に脱帽です。
実は私、家族を連れて3時過ぎに上棟現場へ行きました。何故なら
今日の上棟は「餅投げ」が予定されており、それを体験させてあげた
かったからなのです。私が子供の頃は、あちらこちらで上棟の餅投げ
が行われておりましたが、時代の変化につれ今では田舎でも殆ど行
われません。マンション育ちの妻も体験したことがありませんでした。
午後4時過ぎ、簡単な上棟式を行い、いよいよ餅投げ。施主の親族、
知人、近隣の方など20人以上が集まりました。紅白餅、お菓子、
おひねり(中には1000円、2000円も!)など、結構派手に撒いて
くれました(笑)。4歳の娘も、お菓子、お餅、漱石札をゲット。妻も晩
御飯「お雑煮」の餅集めに奔走、十分な食材をゲットしていました。
このような上棟式は、古き良き日本文化のひとつ。「施主」という言
葉本来の意味=「ほどこしぬし」の名の通り、普請(家を建てる)の
力のあるものが、建築を通して、地元の人々に私財をつかう=施す
という行為のうちの一つなのであります。
時代は変わり、今ではローンを組むか、自己資金の方でも老後資金
を計算しながらですから、昔で言う「施主」さんとは少し違うイメージ
かも知れませんね。
今日のFさまも、そういう意味では今どきの施主さんですが、ご親族
の協力の下この建前を行い、本来の「施主」さんの気分を味わった
訳です。素晴らしい経験になったことと思います。
Fさま、皆に貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。
これから完成まで、スタッフ・職人一同頑張ります!
↑上棟完了。手前の黄色い建物は当社で10年ほど前に
手掛けたドラムスタジオ。
投稿者 tamagawa : 2011年12月03日 22:49