2011年11月25日
区画整理組合
千葉市の南部蘇我区画整理組合が抱える18億円の
負債問題。
蘇我地区では唯一の区画整理で、一時は土地も売れ
新しい家がどんどん建ちました。しかし地価の下落か
ら当初見込みの収入が得られず、造成費などの借入
返済等ができなくなりました。そして土地所有者の追
徴金問題が発生、土地取引も事実上ストップしていま
した。
千葉地裁は和解勧告で千葉市に相応の負担を求め
ていましが、昨日、市は3億5千万円の補助金を支出
すると決定。これに680人いる組合員(土地所有者)
から9億円を徴収、保留地売却で3億円、保証人から
3億円ということで解決に向かいそうです。
民間事業の穴埋めに公金を支出すると言うのは極め
て稀なケースと思いますが、和解が成立しないと地
域住民に大変な事態が降りかかるとの判断があった
ようです。
土地を購入した人の追徴金が気になるところですが
聞いた話だと平均的な住宅地で数十万単位ではと
のことでした。マイホーム取得後のまとまった支払い
は、自己資金、ローン問わず大きい負担だと思いま
す。今回のケースでは取り扱った不動産業者なども
相応の負担をすることになりそうです。
区画整理組合の破綻は県内でも他に何箇所かある
ようで、負債の負担についてはそれぞれのケースで
異なるようです。区画整理組合の土地を購入する時
には、その辺の状況も調査をする必要があるかと思
います。
投稿者 tamagawa : 2011年11月25日 21:29