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2010年10月18日
オサマリがワルイ
建築の現場や設計の世界では「オサマリ」と言う言葉が頻繁に出てくる。
大概、「オサマリがワルイ」とくる。
一言で説明するのは難しいのだが、何かと何かの接合部分に寸法上の
不都合があって、見栄えが悪くなる時や、建築的に問題があるときなど
に使う。
例えば、壁面に違う素材のものを隣り合わせて貼るときは、そのまま付
き合わせて貼ると段差が出来たり、見栄えが不自然だったりする(つま
りオサマリがワルイ)ので間に見切り材(細い木材など)を入れる、 隣
あった建具同士の枠がぶつかってしまう(オサマリがワルイ)ときは建具
の幅を少しつめて余裕を持たせる、 等々である。
そして、オサマリ上の問題が解決できない場合は「出来ない」となる。
無理なオサマリは問題が多い。見栄えの面のオサマリは他に機能上な
どの理由があればそちらを優先させることもありだが、やはり人目につく
所では避けたい。
建築上のオサマリがワルイ場合は絶対避けなくてはならない。屋根や外
壁、サッシのオサマリは雨仕舞いに直結するからである。解決方法があ
る場合もあるが、耐久性に難がある場合が殆どである。
上記以外の場合でもたまに「オサマリがワルイ」と言うことがある。「出来
ないことはないけど、えらく割高な施工になる」場合である。人によっては
面倒なこと全て「オサマリが悪いですから」と言って逃げる人もいる(苦笑)
ようだが、普通に真面目な人が「オサマリがワルイ」と言ったら、避けた方
が賢明だと思います。
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千葉/工務店/注文住宅/玉川ハウジング
投稿者 tamagawa : 2010年10月18日 22:14