2010年08月11日
感謝と後悔
O様と初めてお会いしたのは、私が入社して3年目の年。
銀行の紹介で、学生向きのアパートを建てたいとのご希望だった。
翌年の2月に完成し、6年足らずで家賃収入が建築費を上回った
のが自慢だった。その後も含めて計3件の学生用アパートを建て
させて頂いた。又鉄骨の古いアパートの室内リフォームや、身内、
お知り合いの方などの建築をご紹介頂いたのは数知れず。
80代半ばまでマニュアル車を運転し、足腰も丈夫で、計算も早く
びっくりするくらいお元気だった。「少し楽して、贅沢でもしたら?」
と言う周りの意見も聞かず、最期まできわめて質素な暮らしぶり
だった。
そのO様、昨日お亡くなりなった。最後にあったのは、去年。
今年はご無沙汰してしまった。それまでは年に2度ほど顔を出して
いたのに・・・。後悔先に立たずとはこのことか。何とも心残り。
昨晩、お伺いし安らかに眠られているO様に、今まで頂いたご厚意
へのお礼と、ご無沙汰してしまったお詫びの言葉を伝えた。
私の会社人生と、ずっと付き添って下さった唯一の方。
心に開いた隙間を埋めるには、少しばかり時間がかかるだろう。
今まで本当にありがとうございました。
天国で奥様と一緒に、どうぞ安らかにお過ごし下さい。
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千葉/工務店/注文住宅/玉川ハウジング
投稿者 tamagawa : 2010年08月11日 18:10