玉川ハウジングHPへ戻る

« でかい音で | メイン | 多忙な一日 »

2009年11月19日

木の質

当社の東濃桧を手配してくれている岐阜の木材屋N氏から電話。

最近、桧の産地・東濃地方でも、コスト優先で木材の質など問わ
ない家造りが増えてきたらしい。

近くにできたらしい、木をふんだんに使ったフランチャイズのモデル
ハウスを見学したN氏曰く「あんな材料で良いんですかのぉ。柱も
梁も、こんなの入れたら怒られちゃうようなもんを使ってるんですが。
千葉ではどうですか?」

・・・どうですか、って聞かれてもねぇ、いろいろありますから。

質の悪い木材が使われている建物は結構見かけるし、かと言って
建築のプロではない人が見分けるのは難しいから意外と問題にな
らないし。今ではコスト抑えるために木材費を落とすのは主流なの
かも知れません。木を見せる造りの家でも、木材にこだわっている
ところは意外と少ない様です。

私はきつくても木材にだけは手をつけないと固く心に決めています。
そうじゃないと、予算が厳しい時に、心が折れそうになりますから。
(おお、イチローのお言葉)

木の質は樹種(桧、杉、集成材、等)の他に産地、等級(特1、1等、
2等)、・乾燥状態 など多岐に渡ります。勿論自然のものである
木材は1本として同じものはありませんが、近い質のモノを100本
程度にまとめ、価格を決めて売られることが多いのです。

大根のたたき売りのように、ひと山破格の○○円!なんてのもあり
ますが、まぁ、それはそれです。

景気が悪くなりコスト面最優先になって久しいのですが、同時に住
宅の構造木材の質は7,8年前と比べて確実に落ちていると感じま
す。残念なことです。

そんな中でも、かたくなに木を大事にする工務店でありたいと思って
います。判って下さるお客様はいつも見ていて下さる、そう信じて・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
千葉市/工務店/注文住宅/玉川ハウジング

投稿者 tamagawa : 2009年11月19日 19:30