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2009年04月08日
ギターの話
たまには音楽談義を。(ギターに関するちょっぴりマニアックな話)
私がギターを始めたのは中学時代。時はニューミューッジック全盛の頃。
学校ではサッカー少年だったが、ウチに帰るとギターばかり弾いていた。
弾き語りがしたかったので、エレキじゃなくてアコギ(アコーステック・ギター)。
最初は音階くらいしか弾けなかったが、まずコードを覚えた。C,G、Am、Em、
そしてF。 この押さえにくいFで多くの人がギターを断念する。
でもこのF、実は全体のコードの中でも押さえにくいものの代表。 同じバレー
コード(人差指で全弦を押さえる形)でも、1フレットはテンション(弦の張力)が
最も強く押さえにくい。(B♭についでFが押さえにくかな)。だから、Fで挫折す
るのはもったいないんです。
一般的にはハ長調のCがキーとしては一番簡単そうに思われるが、アコギに
限ってはG(♯1つ)が最も簡単。次がD(♯2つ)、その次がC、A(♯3つ)、
E(♯4つ)という順。F(♭1つ)とB(♯5つ)を比べても、私ならBの方が弾き
やすいかな。というのもギターは♯系の楽器だからで、それは開放弦を見れ
ば良くわかる。高い方からE,B,G,D,A,E。 GコードだとB,G,Dの開放
弦が使える。EmだとE,B,G,Eの開放弦が使える。
アコギを気持ちよく鳴らす為には開放弦の響きが欠かせないので、これらの
音を上手く活用するのがミソなのだ。
Fのように全弦を抑えるコードは、つまった音になり上手く弾いても響きにくい。
だからスリーコードにFがあるCではなく、Gのキーの曲から取り組めば良いの
だ。又、どうしてもFを弾かなくてはならないときは、押さえ易いDm7やFmaj7
など、近い和音構成のコードで代用してしまう暴力的な方法もある。どうしても
違和感があるときは、ファラド以外の音を弾かないようにする(笑)。
又、エレキのように弦が柔らかい場合は良いが、スチール弦のアコギは押さえ
易いキーを選択することが重要。B♭ならカポタストを1フレットにつけたAもしくは
3フレットにつけたGで演奏するのが良い。E♭なら1フレットでDか3フレットでC、
という風にする(大体、プロでもそうしている。時にはチューニングを半音上げたり
下げたりすることで対応することもある)。
もちろんF以外にもバレーコードは沢山あり、避けては通れないのだが、まず
は好きな曲が楽に弾けることで、ギターはグンと身近になります。
「音楽」っていう位ですから、楽しめなくっちゃねぇ。
投稿者 tamagawa : 2009年04月08日 17:44