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2009年01月26日

大手の過当競争

自由競争社会だから、どんどん競争すれば良い。
競争の中で、アイディアも沸き、良いものも生まれる。

今までそう思っていたが、最近少し疑問を持つようになった。

「過ぎたるは及ばざるが如し」と言われたように「やりすぎ」は、
世の為、ひいては自身の為にもならないのではないだろうか。

電器屋やスーパー、コンビニ、ドラッグストアなどは、新規出店
と既存の閉店が無尽に続く。昔からの商店街をシャッター通り
に追いやった郊外のショッピングセンターは、今や郊外ショッピ
ングセンター同士で客を奪い合う。そのうち戦いに敗れた方は、
撤退し、建物は廃墟になるのだろう。

こういう状態が地元の人の利益になるとは考えにくい。

先に経済が成熟したドイツやフランスなどは、地元の商店が地
味に商売を続け、ハム屋はハムを、パン屋はパンを売って生計
が成り立っているところが多いという。日本はなんでこんなに落
ち着かないのだろう。そんなに泡食って人のことを蹴落とさなく
てはいけない社会なのだろうか。

地元で腰を落ち着けて、「私はどこへも逃げも隠れも致しません。
地元のお客様のために精一杯努力します」という姿勢で仕事が
できるほうが、結局は地元の人の為になるのではないだろうか。

私は自由主義論者だが、それでもこの国の過剰な企業競争をみ
ていると、もう少し制約があったほうが良いのではと思う今日この
頃である。

投稿者 tamagawa : 2009年01月26日 14:03