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2008年12月16日

世代間格差

総じて、60代・70代以上の世代は、お金に余裕のある方が多い。

若い頃から勤勉に働き、生活はつつましく、こつこつ貯めてきた努力
の賜物であるのは間違いないことと思う。

うちのお客様でも、この世代の方は子世帯が家を建てるときに、資金
援助する例が多い。

それに比べ、今の若者は・・・・と思うこともあるが、若い世代は又違う
面で厳しい世の中を生きていかねばならない。

内閣府が試算した生涯を通じた受益(年金や教育などで自分が受ける
利益)と負担(税金や保険料などで負担すべき金額)の損得を比較する
と、その格差が世代間によってとても大きいことが判る。
(+は得、-は損)

 ~1943年生 +4875万円
1944~53年生 +1598万円
1954~63年生   -28万円
1964~73年生 -1202万円
1974~83年生 -1660万円
1984年生~   -4585万円

65歳以上の世代と、25歳未満の世代では、その差は約9500万円。
計算の根拠はよく判らないが、そこに間違いなく大きな世代間格差
が存在するのは事実。

今の子供たちに、どう説明していけばいいのだろうか。今まで我々が
享受してきた豊かな暮らしのツケを、子供たち・若い世代に背負わせて
いくことに間違いは無い。

昨今の厳しい経済情勢、増える老人対策費など、問題は山積だが、
我慢しなければならないことも沢山あるはず。

このままでは将来を担う「子供たちの老後」など、今とは比較にならない
ほど悲惨なものになってしまうのではないか。

投稿者 tamagawa : 2008年12月16日 18:21