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2008年10月20日

食の安心

食品の安全性に不安が生じ、このところの穀物を中心とした食料品
の値上がりと併せて、食を取り巻く環境は悪くなった。

私は、これまで、日本は食料を全面的に輸入に頼っても致し方ない
と考えていた。 その理由は・・・・

  ①工業製品をこれだけ輸出し貿易黒字を出している。 
  ②資源の乏しい日本では、原油を始め輸入品があってこそ今の
   生活の維持が可能になる。
  ③これだけ輸出入に頼らねば繁栄しない国ならば、市場を開放し、
   他国の物も積極的に買うべきである。

しかし中国やインドなどを中心に食料需要が急激に拡大したことから
穀物を中心に生産が需要に追いつかない状況となり、世界的に食料
が不足していることを知って、考えを変えなければならないと思った。

今はまだ金さえ払えば何とか買える状態ではある(逆に見れば、アフ
リカなど貧しい国を中心に食料不足がより深刻化している)。だが以後
日本が安定的に食料を輸入し続けられるかは疑問だ。まず出来ること
はなんだろう?と考えた。

・豊かな日本では捨てられる食材が莫大だ。食材を無駄なく使うべし。
・安い食材を求め過ぎたのかもしれない。もっと国産の農産物に目を向
 けるべき。例えばマグロよりイワシ。パンより米。
・特に米は減反政策で4割くらい休耕田がある。フル生産し、白米として
 消費しきれないものは、米粉として小麦粉の代用に。

国産が輸入品より高いのは、人件費や生産性から避けられないが、今
の日本の食料物価は昔に比べれば随分と安い様に思う。
私が子供のころ高嶺の花だったマクドナルドのハンバーガーは100円
マックに成り下がった様に外食価格は低下している。 これだけ飽食で
ダイエット産業も盛んなわが国のエンゲル係数は23%だ。

通信費と交際費とレジャー費と学費と保険料でいっぱいの家計を見直し、
食についてもっと真剣に考え始めるべき時期ではないだろうか・・・。

食について、私もこれから、もう少し注意深く勉強しなければならないと
思った次第。

投稿者 tamagawa : 2008年10月20日 22:37