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2008年08月21日

9秒69

ボルトの100m記録。

そして200mは19秒30。

人類の偉大なる記録。

オリンピックの金メダルはどの競技も尊いものだが、男子
短距離の記録は、格別の意味を持っていると思う。

短距離を「走る」ということは健常者なら殆どの人ができる。
子供の頃学校の体力測定で、50m走の記録を計った経
験がある人は多いはずだ(今も計っているのだろうか?)。

スポーツの基本中の基本「走る」ことで頂点にたつという
ことは、全世界の人類の速さの頂点と言って良い。だから
この記録は常にトップニュースになるのだ。

200mの前世界記録保持者のマイケル・ジョンソン、言わ
ずと知れた400mの世界記録も持つスーパースター。あの
背筋がピンと立った走りとその人柄から、皆から愛された。
そして、オリンピックで計9個の金メダルをとったカール・ル
イス。真摯な態度と常にベストを尽くすことが一番大切なこ
とだと教えてくれた我らのヒーロー。

記録と共にその生き様が、彼らを永遠のスーパースターに
押し上げた。

ボルトは、まだ記録を伸ばすことだろう。同時に人格も磨き、
真のスーパースターになって欲しい。

彼の挑戦はまだまだ続く。非常に楽しみだ。

人はどこまで速く走れるのか。人類の限界を100m9秒6と
した研究があったが、考え直さなくてはならないだろう。

投稿者 tamagawa : 2008年08月21日 16:35