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2008年07月05日

変わらないもの

昨日仕事で近くに行ったので、帰りに10代を過ごした茂原の
街中を車でのんびりと通ってみた。

以前にも感じていたが、昔通った街中の店は殆どが姿を消し、
さびしさがこみ上げる。小学校脇にあったボーイスカウトの小屋
も今はないし、バンドの練習をした市の建物は警察関連のもの
になっていた。

人の世は移り変わるものだが、何か「変わらない」ものもないと、
私のような典型的農耕民族は特に落ち着かない。

変わっていないことを期待して、母校の中学校へ行ってみた。
新築だった校舎はかなり古ぼけているが変わっていなかった。

校内に入るのは今のご時世良くないと思い、グランドの片隅から
部活動をする生徒たちを見ていた。手前に野球部、右手にテニス
部、奥の校舎側に我がサッカー部。「ああ、当時と変わらないな」
と思っていたら突然野球部の生徒たちが練習の手を休め、私の
方を見て正立すると大きい掛け声を出してお辞儀をした。(「お疲
れ様です」だか「お世話になります」だか、よく聞き取れなかった
が)。私を野球部のOBと思ったのかもしれない。彼らの好意に答
えるべく私は手を上げ軽く会釈して立ち去った。

とても嬉しかった。私に挨拶をしてくれたからではない。かつての
部活動の臭いがそこにまだ残っていたから。純粋で熱い少年の
心を忘れないで欲しい。暑い中の練習に耐え、将来の日本を支え
ていける「ちから」を今のうちに十分に養っておくれ。

感動をありがとう。

投稿者 tamagawa : 2008年07月05日 19:12