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2008年06月17日

オレンジの中央線

緑は山手線。

黄色は総武線。

青は京浜東北線。

(オレンジは中央線快速、黄色は中央・総武緩行線とも言う)。

かつては、皆ベタ塗り色で人なつこい車両だったが、今や中央線
のオレンジ以外は、ステンレスボディーに各色のラインが入ってい
る近代的デザイン。重量が軽く省エネで塗装のメンテがいらない
など、これも時代の流れだから止むを得ないが、ちょっと寂しい。
その中央線も、ベタ塗り車両がなくなるらしい。

私は生まれが三鷹で都内に親戚も多かったことから、国電(当時
の呼称)には小さいときから親しみがあった。秋葉原だと緑・黄・青、
新宿なら緑・オレンジ・黄が揃うし、東京ならオレンジ・緑・青が見
られる。全4色見られる駅が無く残念だと感じていたのを思いだす。

又、さだまさしの歌「檸檬」は、お茶の水の湯島聖堂が舞台だが、
歌詞にある「快速電車の赤い色が・・」「各駅停車の檸檬色が・・」
というくだりは、ステンレスボディーでは全く絵にならんなー。

車も、電車も、建物も、昔のものの方がデザイン的に温かく魅力的
だと思うのは何故だろうか。単なる回顧主義ではないと思う。「人
懐っこさ」がそこにあるからではないだろうか?

優れたデザインとは長く親しまれるものですね。ゴッホの絵じゃない
けれど歴史が証明してくれます。

投稿者 tamagawa : 2008年06月17日 18:55