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2008年06月06日
環境税
環境保全にあたっては、本来一人一人の意識改革で進められるものだと思う
が、現実はなかなか難しい。個々の意識に大きな差があり、実行する人、しな
い人とおのずと別れ不公平感が否めない。
そこで「お金・・つまり税金」となる訳だ。
欧米では、エネルギー税(炭素税などとも)と称し、高額の税金が課せられている。
例えばガソリン。日本では1リットルあたり53.8円だが、イギリス109.78円、ドイツ
107.27円、デンマーク172.18円など恐ろしく高い。その他石炭、電力などにかけら
れる税金も日本に比べ圧倒的に高率である。そしてそれらの用途は「一般財源と
して、環境関係以外にも様々な支出にあてられる。
これらの税金が高い為、皆エネルギーコストに対する意識が高くなり、省エネが推
進されていく・・・と言うのが世界基準のモノの考え方。
ガソリンは安いに越したことはないと私も思っていたが、日本のように資源に乏しく
原油輸入100%の国においては、もっとエネルギーを大切に使うため、かえって高
くするべきなのかも知れない。ただし増えた税収は、国の借金の返済と、社会保障
の充実のためのみににあてるなど、国民の理解を得られるものにしなければならな
い。
因みにドイツでは、環境税の導入で大きく税負担が増えた民間企業に対し、税収の
一部を企業の負担する社会保険料にあてることで賛同を得たらしい。企業も家庭も
環境税の支払いを出来るだけ少なくするべく努力した結果、日本より1歩も2歩も進ん
だ省エネ国になっているのは言うまでもない。
日本も見直しの時期か・・・。そういえば、サマータイムの話題も再燃しておりますな。
良い事です。
投稿者 tamagawa : 2008年06月06日 19:52