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2008年05月30日

腐敗大国

報道で知る四川大地震での被害は目を覆うばかりの惨状。

あまりにも被害が甚大で、現場で支援活動をしている人たちはやっても
やっても手が廻りきらないジレンマに苛まれているに違いない。

急速な経済発展を続ける中国だが、その歪が国内の至る所に出ている
ようだ。学校校舎は近年建てられた物も含め殆ど壊滅状態。 公務員の
汚職が叫ばれて久しいが、中国の汚職のひどさは日本とは比べ物にな
らないほど大きいようだ。それは手抜き工事のレベルからも察することが
できる。

あまり政治の話はしたくないが、経済の自由化政策で一部の都市住民
は先進国並みの生活を手に入れている。隣国のバブル崩壊を知りつつ
も、不動産バブルへ突入している。都市は高層建築の競争と、オリンピ
ック開催を控え、至る所工事中。

しかし中国は12億を越す人口を抱える多民族国家で、足並みを揃えて
進むのは不可能だ。そこへ特権を手にした人たちの「袖の下」が横行す
る。国内や海外から多くの「義援金」が集まっているが、万人に平等に
行き渡る事はありえない。特権階級を取り巻く人たちに優先的に配られ
そこに又「袖の下」が付きまとう。

自衛隊機派遣のお断りは、今までの反日感情からすれば当然かもしれ
ないが、四の五の言っている人はノウノウと生活している都市住民なの
ではないか? 被害にあっている末端の人たちの辛い毎日を考えたら、
多少のメンツや、感情は押し殺しても、受け入れるだけの度量を持って
欲しいと思うのは私だけだろうか。

真っ先に駆けつけた日本の救助隊に「もし機密文書でも見つかったら
大変だ!」という人もいるらしいから、今の日本は、もう大日本帝国の
「かけら」も無いことを知ってもらう努力を日頃からもう少しするべきなの
か・・・。


投稿者 tamagawa : 2008年05月30日 23:38