玉川ハウジングHPへ戻る

« 生ハム | メイン | 己を知る »

2008年03月21日

中野の演技に感動

女子フィギアスケートのフリーをTVで観た。

巷の話題は何ていっても、真央ちゃんがジャンプ前に転倒した
にもかかわらず、その後の冷静な滑りで(この精神力は只者で
はない!)見事、優勝したことだろう。

それはそれでいつものように嬉しかったが、真央ちゃんの後、
最終エントリーで滑った中野の演技には大きな感動があった。

いつも3番手で大きい大会へ出場、大舞台ではメダルを取れる
力は無く報道もいつもおまけ程度。でもスピンは世界最高に美
しいし、ジャンプも安定していたから最近とても注目していた。

今大会はショートを終えて3位。それでもフリーでは世界の実力
者に抜かれていくことは予想していた。

フリーの演技は、3回転半のジャンプ、コンビネーションジャンプ
も成功(結局ジャンプはノーミス)、スパイラル等もきれいだった
が、それ以外の何か・・妙に引き込まれていく何かがあった。
最後のスピンは至上の美しさで、演技終了後は感動して目頭が
熱くなってしまったほど。会場が拍手で総立ちになったのも自然
な流れだったような気がする。

総合の順位は4位と残念だった(観客は採点に大ブーイング)。
多分ジャンプに入るときの体勢だったり、ステップのレベルだった
りと我々素人には判らない技術的な差があるのかもだろう。
それでも、「心を揺さぶる演技」という点では、中野が間違いなく
No.1だった。下手なメンツも鼻にかけたプライドもなくただ一心
に滑る姿が素直に応援したくなる動機なのだろうか。

その人懐っこい人柄や、メダルに手が届かなくても自己ベストを
出したことで生まれる満足・自信は、彼女の素晴らしい性格を物
語っている。

これからも陰ながら中野選手を応援しております。

投稿者 tamagawa : 2008年03月21日 22:23

コメント