2008年02月06日
千葉の土地開発公社
千葉の話題が、最近借金関係の暗い話ばかりで、失礼いたします。
土地開発公社は自治体の分身のようなもので、自治体が計画する
事業に必要な用地を、自治体の予算がつく前に公社が先行取得す
ることで、事業を円滑に進めるという役割を担う。資金は金融機関か
ら借入れ(自治体の債務保証で)、後で自治体が買い取る。
買い取った土地が計画通り自治体に買い取られ、事業が完了すれ
ば良いが、地価の下落や事業の中止などで塩漬けになってしまうと
借金だけが残る。自治体は事業計画とは無関係にその土地を買い
取るか、借金を保証人として代わりに弁済しなければならない。
債務保証の額が多い自治体、及びその自治体の財政規模に占める
割合が多い自治体の上位(不名誉なことです)が以下の通り。
自治体 債務保証額 財政に占める割合
千葉市 415億円 22%
柏 市 266億円 43%
茂原市 170億円 104%
市原市 104億円 20%
木更津 74億円 36%
市川市 69億円 10%
松戸市 58億円 8%
野田市 40億円 16%
絶対額の多い千葉市や柏市が騒がれることが多いようだが、実は
市の財政規模の割に債務保証が抜きん出て多い茂原市が一番辛
いところ。どこの土地をそんなに買ってるんだ?意味わかんねー。
投稿者 tamagawa : 2008年02月06日 16:35