2008年01月13日
オーケストラの演奏会
昨日、私の参加する千葉フィルハーモニー管弦楽団の演奏会が、
習志野文化ホールであった。小雨の寒い日で来場者はいつもより
少なめだったが、良い演奏会だった。
千葉フィルは、クラシック音楽の中でも、マニアックな(あまり有名で
ない)曲を取り上げることが多いのだが、演奏している人が皆、クラ
シック音楽に詳しいわけではない。私なんぞ、オーケストラでやって
いる打楽器より、家でギターを弾いているほうが多い気がする。もと
もとPopsの人間ですからね。
一般にクラシック音楽と言うと、高尚で難解で複雑・・そんなイメージ
がありますが、そんなの、実は大嘘です。音楽的には少々複雑です
が、表現したいことは、ポップス・ロックや演歌、大衆演劇と似たりよ
ったり。
なかには、ひどいストーリーもありますよ。
昨日演奏したバレエ音楽「三角帽子」は、中学高校などのブラスバン
ドなどでもよく取り上げられる曲ですが、そのお話は以下のようなもの。
『女好きの代官が、街の粉屋の美人な女房に一目惚れ。何とか自分の
女にしようと誘い出すが、なかなかうまくいかない。
そこで権力を使い、邪魔な粉屋の主人を手下に連行させる。万事手はず
が整ったと代官が粉屋の家へ行く手前で、うかれ過ぎて川に落ちる。
代官がびしょぬれの服と三角帽子を干すと、脱走してきた粉屋の主人が
帰ってきて、その干してある代官の服をそっくり着込んで姿を消す。
代官が仕方なく粉屋の服を着ていると、脱走した粉屋を追って警官が現れ
粉屋の服を着た代官を間違えて捕まえる。そこへ戻ってきた女房が、夫が
捕まっていると思い警官に喰ってかかり、更には粉屋も帰ってきて、女房
が代官を助けようとしているのに腹をたて、乱闘に加わる。
そしてとうとう正体がばれた代官が赤っ恥をかいて逃げ去りましたとさ。
めでたしめでたし。』
なんてメチャメチャなお話、ドタバタコメディーですな。これをクラシック音楽
で表現しているのですから、別に高尚でも何でもありません。
まぁ通常のクラシックは、もっと真面目な中身の方が多いですが・・・。
圧倒的に多いテーマは、『愛』と『人生』と『祖国』。
これらのことについては又機会があれば、書いてみたいと思います。
投稿者 tamagawa : 2008年01月13日 20:47