2008年01月09日
JEFの危機
毎年、主力選手が移籍で、いなくなってはいたが、今年ほど危機的
な状況はなかった。
すでに、移籍が確定的なのが、佐藤(京都へ)、山岸(川崎へ)、水野
(セルティックへ)。これに加え、まだ、残留が未確定な選手もいる。
昨年の阿部、坂本の離脱も痛かったが、今年は3人とも若くこれから
のJEFを引っ張っていくべき存在だったから尚痛い。
こうなった直接の原因は、フロント(経営陣)に対する不信感だろう。オ
シム路線を引き継いだ息子アマルに対する突然の解任と、オシム路線
の踏襲にこだわらないと言った発言は、今までオシムの教えを大事に
守りながら成長してきた選手を困惑させ、失望させた。
更に昨年下位に低迷したのに、これからはアジアチャンピオンを目指す
などと言う場違いな発言や、監督を解任しておきながら、後任の当ても
ついていないと言う手際の悪さ。
しかも監督に加えゼネラルマネージャーも解雇したもんだから、後任監
督選びから、選手との契約交渉まで、強化部長一人でてんてこ舞い。
JEFの社長は、かねてからサポーターから批判の多い人だが、この時
期に何をどうしようと言うのだろうか? 他チームから主力級を最低2人
と、核となる外国人が3人揃い、しかもチーム戦術が浸透しなければ今
年J1で戦っていけない。そして、もっと怖いのが、毎年人気選手が軒並
み移籍してしまうようなチームを、いつまでもサポーターが応援できるか
と言うこと。
正直私も、JEFの社長には愛想がついた。先を見る目が無さすぎ。プロ
スポーツチームは野球でもサッカーでもオーナー(会社)がいるが、チーム
はオーナーのものである以前にサポーター(ファン)のものであるという認
識が世界の常識。ヤンキースだって、レアル・マドリッドだって、持ち主が
誰かなんて話題にもならないでしょう。
JEFの親会社はもっとサポーターを大事にする運営をしてくれよ。頼むよ。
投稿者 tamagawa : 2008年01月09日 23:09