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2007年12月07日

千葉の山が無くなる

千葉は最も高い山が日本一低い県である。
房総「丘陵」という位だから、皆「丘」の範疇ともいえる。
なにせ一番高い山は愛宕山の408mですからね。

その山々が崩されて続けている。君津方面へ行かれた時に土砂取り
場の山が削られている光景を目にし方も多いだろう。鹿野山から北東
に向かって砂の層が長く続いているのが発見されたのは大正時代。
川砂の採取は、橋脚に影響を与える等の理由で山砂のニーズが高ま
り、以後脈々と千葉の山は削り崩され続けている。

私は、その土砂が主に埋め立て用に使われている思っていたが、コン
クリート用の砂・砂利としても大量に使われているらしい。
その量を知ってまたびっくり。

日本の山砂・山砂利の半分が千葉県産らしい(年1200万㎥)。首都
圏で使われるものに限れば殆どは千葉産だ。 都庁も六本木ヒルズも
汐留のビルも千葉の砂・砂利を使ったコンクリート。
東京湾の埋め立て(工業地帯、ディズニーランド、羽田空港まで)に加
えビル、マンション、住宅の基礎のコンクリートにまで千葉産の砂・砂利
は貢献しているのだ。

地元は、山を売り、運送業が潤い、経済的な恩恵は受けている。
でも大切な資源だし、大事な自然だ。永遠に山を崩し続けていくのか?
こんなところにも大量消費を考え直す時代が来ていると感じた次第。

投稿者 tamagawa : 2007年12月07日 11:34