2007年11月21日
U-22 北京オリンピックヘ
今年の予選は苦しい戦いの連続だった。現オリンピック代表(U-22)は、
当初スター選手がおらず、戦力的に?と思われていた。確かに今日の最終
戦で負ければ終わりという追い込まれた状況だったが良く頑張った。結果は
引き分けで、1点入れられれば終わりという綱渡りでの本戦出場決定だった。
今日の試合で言えば、MVPは柏木だろう。運動量が抜きん出ていた。攻守
とも肝心なところでその存在感を出していた。
JEFサポの目から見ると、右MFの水野は、今までFKや縦へ抜けるスピード
などで格の違いを見せ付ける活躍だったが、今日はサウジのDFも寄せが早
く、あまり仕事をさせてもらえなかったな。DFの水本は地味な奴だが、キャプ
テン(らしくないと思っていたが)としてずっと安定した守備を見せていた。以前
JEF対レアルマドリッドの親善試合のとき、当時のオシム監督にあのフィーゴ
のマンマークを指示され、それなりに仕事ができて自信をつけ、その後急成長
した。そのオシムが病床におり、恩返しの意味でも良い報告をしたかったのだ
ろう。終わってから号泣していた気持ちがよく判る。
ついでに言えば、反町監督を補佐し続けた、江尻コーチも、JEFのOB。MFで
長くJEFでプレーした後、引き続きコーチをしていたが、オシムが監督になった
とき「どうしてJEFは勝てないんだ?」と聞かれ「私にも判らない」と答えたそう
だ。オシムは「お前は、JEFのことを誰よりよくも知っている。それは判った。そ
のお前がどうして勝てないのか判らない、というのがJEFが勝てない最大の理
由だ」と言ったそうだ。 江尻はその後、外へ出て勉強しようと新潟・反町監督
の元へ行った。双方JEFを愛するゆえの発言であり、行動だった。それがファン
の目からはよく判った。江尻はいつの日かJEFの監督として戻ってくるだろうと
思うが、江尻にしても今日の結果が、オシムに対して初めての恩返しになること
だろう。
来年の北京オリンピック本大会、期待している。現代表は以前の代表に比べて
もっと強いチームになるかもしれない。
投稿者 tamagawa : 2007年11月21日 22:41