2007年07月08日
日本語の語順と思考パターン
別に難しい話じゃなくて、結論が先か後かということ。
主語の次に動詞が来るのが、世界言語の常識。
I sing a song / 中国語なら 我唄歌。(この字で正しいかは?ですが)
これが、「私は歌を唄う」のように動詞が最後に来るのは日本語と韓国語
くらいと聞く。これが日本の文化で、良いところもたくさんある。が、ときに
回りくどい言い方になったり、語尾がはっきりしないと意味不明になる。
「その議題については、Aさんが異論を唱え、Bさん、Cさんが同調していた
が、全体投票において結局賛成多数で可決された。」
これを外国語的語順にすると
「その議題は可決された、全体投票における賛成多数で、Aさんが唱えた
異論にBさん、Cさんが同調したにもかかわらず。」
となる。その議題が可決されたかが気になる人にとっては、後のほうが判り
やすく合理的だ。
井戸端会議や、日常の雑談なら、こんなことはどっちでもいいが、ビジネスの
ときは、単刀直入に、結論からいうのが良い。結論が出るまでの長い道のり話
が続くと、話があさっての方へ行き、戻ってこれなくなる人もいる(笑)。
皆さん、注意しましょう。
投稿者 tamagawa : 2007年07月08日 00:50