« じゃんけん必勝法 | メイン | オフィスの書類 »
2007年06月20日
大深度温泉
今回爆発事件の「シエスパ」。
都内超一等地の渋谷・松濤にこんなモノがあったのか・・・。
「地下1500メートルから湧き出る天然温泉」なんて触れ込みだが
私は、こんな街中の地下を1500mも掘って、源泉を汲み出すこと
自体が「キチガイ行為」だと思っている。
近年、あちこちで大深度温泉が現れているが、いつからこんなこと
が許可されだしたのか? 掘削認可を出した役人は頭がおかしい。
というか自然への敬意があまりにも不足している。
温泉は、地表に湧き出る(もしくは浅い掘削で得られる)地域の特権
で良いではないか? まぁアラスカに掘るというのなら感覚的にまだ
容認できるが、日本全土にいま何百箇所あるのだろう?まして都内
の過密地域に掘るなど言語道断。
人間には予測できないことが沢山ある。どうせ責任をとる人はいない
のだからあまり不自然なことはやってはいけない。
例えば、高度建築の象徴である超高速ビルなども、中国をはじめとする
アジア諸国では、世界一を競って馬鹿な高さ競争をしている(因みに高
層ビル高さベスト10の内、中国が5、アメリカが2、その他アジアが3で
ある)。しかし、冷静に考えてみるとあんなものがあること自体、その地域
の大きな負の財産でもある。耐久年数が100年だか200年だか(そんな
にないか?)は知らないが、いずれ解体するときに莫大な危険と費用を
負担しなくてはならないのだから。
賢いヨーロッパの国々は、土地が狭い割りに超高層ビルが少ない(あるに
はあるが、50階建以上になると極端に少ない)。
こういうことの積み重ねが、国の富裕度を決定付けて行く。日本も見習って
くれ。お願いだから馬鹿なことはしないでくれ。
投稿者 tamagawa : 2007年06月20日 19:04